人気ブログランキング | 話題のタグを見る

“家なき猫”に里親を

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/12/20051202t13053.htm “家なき猫”に里親を 飼い主ホームレスは移住 仙台 (河北新報ニュース)


仙台市宮城野区の榴岡公園で暮らすホームレスが世話をしてきた猫が、野良化している。大半は同公園に捨てられた猫。3月、公園内に仙台市路上生活者等支援施設が開設され、ホームレスの移住が進むに従い、再び“飼い主”を失う猫が増えている。ホームレスの強制退去期限まで4カ月を切り、支援団体は猫の里親探しを急いでいる。

まったく皮肉な問題ですね。 公園内に住んでいるホームレス(この呼称も気に入らないけど話が長くなるので今回はカット)に飼われている野良猫(一応飼い主がいるから野良とはいわないのかな?) 飼い主であるホームレスの強制退去で、猫がまたしても捨てられるとは・・・。 まったくもって理不尽極まりない人間の都合ってやつですね。(汗)

 「公園に捨てられたペットが、夜になるとおれらのテントに寄ってくる。かわいそうなので飼っている」と話すのは、公園内に住む50代の男性ホームレス。飼っているのは毛並みがいい立派な猫だ。

一度、人間に飼われた猫は「人のぬくもり」を求めているのでしょうか?

 榴岡公園に捨てられた猫を支援する「ネコ達の行末を考える有志」によると、公園内にすむ猫は現在15匹おり、ホームレスや支援団体が飼っている。公園近くの合同庁舎付近にも約15匹がすんでいる。

 捨てられる猫が目立ちだしたのは、ペットブームになっていた5年くらい前から。春に多いことから、転勤など生活の変化で、ペットを飼えなくなった人が捨てる例が多いとみられる。

「ペットブーム」ねぇ~。 嫌な言葉です。 流行で動物を飼う人の心境が理解できません。 一体、何様のつもりなんでしょう? 人間の勝手な都合で飼えなくなったから捨てるってのも僕にはまったく理解不能な行動です。(汗)

 見捨てておけないと4年前、公園近くの職場で働く早川薫さん(44)ら公園利用者5人が、支援団体をつくった。早川さんたちが日中餌をやり、夜はホームレスがテントの中で飼ってきた。

ホームレスの人達だって、自分の生活をするだけで精一杯のはずなのに、野良猫を飼っているんですよ。 職業があって、収入もある、安定した生活をしている人達が猫を捨てるなんて・・・。

 支援センターへの移住が進んだ現在、公園で暮らすホームレスはピーク時から半減し、15人。ホームレスが減ったことで動物の飼い主も減り、猫の野良化が進む。

公園内にホームレスが住み着くってことも問題だと思うのですが、ホームレスが減ることで、世話していた猫が再び野良猫になってしまう・・・。 なんだか矛盾していますよね?

 支援団体は先月19日、猫9匹に避妊出術を施し、公園で里親を探す対面会を開いた。10組が参加したが、里親が決まったのは1組だけだった。
 「捨てられた動物は人間を信じない。里親希望者が見つかり、うまくいきそうになっても、懐かないため破談になるケースもあった」と早川さん。公園近くに住む支援団体の女性(58)は「もともとの飼い主が無責任な行動をとらなければ、こんなことにはならなかった」と話す。

「捨てられた動物は人間を信じない」 「飼い主が無責任な行動をとらなければ・・・。」  

 ホームレスの強制退去期限は来年3月28日。「ネコ達の行末を考える有志」は里親を募集している。

寒い冬が来る前に里親が決まってくれることをお祈りしています。

by shintankun11 | 2005-12-03 09:19 | 社会派猫パンチ

<< 一人旅猫の帰国~ ビジネスクラ... 世界中の「猫」という言葉を覚え... >>