カテゴリ:猫の大学 (講師・栗太郎教授( 38 )

猫の歴史「ペルシャ軍の猫の楯」

栗太郎教授です。 今回の講義は、古代エジプトとペルシャの戦争の時のエピソードです。

紀元前525年のこと、カンビュセス二世率いるペルシャ軍が、難攻不落だったエジプトに攻め込んだ。 その時、国境の大都市を包囲したペルシャ軍の兵士たち600人が、こともあろうに、猫たちを楯に縛り付けて戦ったというのだ。 さらに最前線では猫をゲージから何匹も放し、エジプト軍の動きを食い止めたという。

どうして猫の楯がエジプト軍に対して効力を発揮したかは、すでに皆さんは想像がつくでしょう・・・。

ペルシャ軍は執拗だった。
最後には、エジプト軍が立て籠もった城の門を開けさせるために、塀越しに次々と猫を投げ入れると、あっという間に門は開けられたという・・・。
神としての地位にあった猫たちを、たくみに利用するという卑劣な戦略が功を奏してか、ペルシャ軍がエジプトを征服してしまいました。

栄光の時代にも衰退の時代にも、古代エジプトの歴史には常に猫が登場してくる。 

しかし、私が感動したのは、戦場という修羅場でさえ、エジプトの人々は、とことん猫を敬い、そのことが2500年の永きにわたって、人から人へと語り継がれてきたということです。
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by shintankun11 | 2005-10-09 10:55 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

「イスラム世界と猫の関係」

栗太郎教授です。 最近はまじめな講義を連発しています。 偉いでしょ?(笑)

今回の講義は「イスラム世界と猫の関係」です。 

最近、世間を騒がせているイスラム教文化圏ですが、イスラム教と猫のとっておきのエピソードを紹介したいと思います。

イスラム教の開祖であり預言者であるマホメットは、熱心に書物を読みふけっていた。 どれくらいの時間が経過したのだろうか? ふっと気が付いてみると自分のシャツの袖に猫が横たわっていて、スヤスヤと気持ち良さそうに寝息をたてている・・・。 身動きがとれなくなったマホメットは、そっと自分のシャツの袖を切り落とし、けっして猫の安眠を妨げることはなかった。 それほどまでに猫を愛していたという逸話(伝説)です。 現代のイスラム過激派が行っている「自爆テロ」などの血なまぐさい行為とは対照的な、猫でも人でも、相手を思いやるという平和で心温まるお話です。 (逆にキリスト教文化圏で猫はのちに魔女の使いとされて虐殺の憂き目にあうのです。この話の詳細はのちほど)
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by shintankun11 | 2005-10-07 15:43 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

唐突ですが、アジアの猫のルーツは~

栗太郎教授です。 唐突ですが、ここで「アジア猫のルーツについて」を講義したいと思います。
猫好きな方ならすでにご存知かと思いますが・・・。

アジアの猫はインドの砂漠ネコがルーツだという説もありますが、現在、世界中に広がっている所謂「イエネコ」の起源は全て「リビアヤマネコ」だと言う説が有力です。(猫の歴史と奇話 平岩米吉著)  細身で精悍なリビアヤマネコを現在の日本の猫とでは外観的にはあまり似ていないようですが、遺伝的に辿ってみると、ルーツは一つのところに行き当たるそうです。 
「人類は、アフリカの一人の女性から始まった。」と言われているのと同じような話で、 (関連書物 「イブの7人の娘たち」 ブライアン・サイクス著・大野晶子訳) http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4789717593/

猫は中東と極めて縁が深いのです。

今回はここまで。 次は「イスラム世界と猫の関係」について講義します。

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             目つきの悪い「リビアヤマネコ」(汗) 
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by shintankun11 | 2005-10-07 12:50 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

古代エジプトの猫崇拝 「猫を殺すと~」

え~非常に不愉快な話題に続きまして、栗太郎教授のお話は、古代エジプトの猫崇拝 「猫を殺すと~」です。 古代エジプトで猫は女神バステートの代理として、非常に大事に飼われていましたね。

しかし、事故で飼い猫を死なせてしまった人間には、厳しい罰が科せられました。 故意に猫を死なせてしまった者は死罪にされました。

シチリア生まれの歴史家ディオドロスが紀元前一世紀にエジプトを訪れ著した書物「ディオドロス神代地誌」にはこう記されています。

これら(猫)を殺した場合は、故意でも過失でも無条件に死刑がふりかかる。 その際には群集が馳せ集まって、殺害者をこの上ないほど恐ろしいやり方で扱い、時には判決を待たずに私刑(リンチ)を実行する。 「ディオドロス神代地誌」 飯尾都人 訳 龍渓書舎

実際、猫を殺したローマ人がエジプトの民衆に殺されるという事件が起こったこともあるのです。

ひとりのローマ人が猫を殺すと、群集が殺害者の館めがけて馳せ集まり、王が統治の長たちを派遣して執り成そうとしても、 ローマから公式の脅しがかかっても、しかもその当人が過って殺してしまったというのに、報復の罰を免れることが出来なかった。 しかし、わたしどもはこの事件を聞き伝えから誌しているのではなく、 わたしどもがエジプト方面に滞在することいなった頃に、自分の目ではっきり見てきたことである。  (同)

古代エジプト人がいかに猫の女神を崇拝していたか。 いかに猫を愛していたかがわかりますね。 (ここまでくるとちょっと怖いけど・・・。)  猫を虐待するような輩は、古代エジプトに送って死刑にでもされればいいのに・・・。
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by shintankun11 | 2005-10-05 14:01 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

古代エジプトの猫崇拝 「猫ミイラの悲しい末路」

先日から続いている「古代エジプトの猫崇拝」 大事に飼われていた猫は死後、ミイラとして葬られたと書きましたが、この「猫のミイラ」とても残念な後日談があるのです。

「1890年、イギリスの探検隊が ベニ・ハッサンで発見した猫のミイラは、実に30万体に達したというが、その大部分が アレキサンドリアから船で本国(イギリス)に運ばれ、肥料に用いられたという。」 (参照文献 「平岩米吉著 猫の歴史と奇話」

イギリスに輸送されたものだけでも19トンもあったと言われています。 現在ではロンドンの自然史博物館や大英博物館に収蔵されて、現存していますが、せいぜい100体くらいしか残されていません。
こんなことだったら発掘されずに、永遠に土の中で眠りにつかせてあげたかった・・・。 

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       イギリスが動物愛護先進国だって? 笑わせるぜ~!
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by shintankun11 | 2005-10-03 11:20 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

古代エジプトの猫崇拝

栗太郎教授です。 ここのところ、あまり真面目な講義をしてませんでした。(汗) なにせ、勉強不足なもので・・・。 で、今日の講義は「古代エジプトの猫崇拝」です。 

古代エジプトの猫の女神バステート。 エジプトの神話では、太陽神ラーの娘で、ライオンの頭をもつ女神セクメトの妹が、猫の頭をもつ女神バステートとされています。 (姉妹で女神)
姉の女神セクメトは、太陽神ラーの敵を殺害する神であると同時に悪霊や災難、疫病から人々を守ってくれる神さまでもあった。 妹の猫の女神バステートも、姉のセクメトと同様に特別な力を持つと考えられていました。 しかし、姉と違ってバステートは温厚な神で、子供や母親の守り神であり、多産の神として信仰されるようになったとされています。 しかし、もともとエジプトのブバスティス地方で祀られていた地方神だったという説もあります。 第22王朝期(紀元前950年ごろ)にこのブバスティスが首府になり、猫の女神バステートがエジプトで最も偉大な神となった。 この猫の女神バステートが古代エジプト全体で信仰を集めるようになったのは紀元前4世紀頃とされています。

まとめ

①猫の女神バステートは、太陽神ラーの娘で、姉がライオンの頭を持つ女神セクメトである。

②猫の女神バステートは、子供や母親の守り神であり、多産の神である。

③紀元前4世紀頃に全エジプトで信仰のピークを迎える


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我を汝の肩の上に乗せよ~! 我を崇めよ~! ゴハンちょうだい~!(笑)
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by shintankun11 | 2005-10-02 14:08 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

「犬」に出来て「猫」に出来ないことはない! 「盲導猫」

ご無沙汰してました。 栗太郎教授です。 暑い夏から、昼寝に最適な秋へと季節が移り変わろうとしています。 皆様はお元気ですか?僕は元気です。(笑)
久しぶりの講義なので、今日はとってもセンセーショナルなにゃんズの情報を紹介したいと思います。

アメリカ、カリフォルニア州に住むエルサ・シュナイダーさんの飼い猫「ルバーブ」のお話です。
シュナイダーさんは目が不自由になってしまい、日常生活のストレスや危険を回避するために「盲導犬」を手に入れようと思っていました。 しかし彼女には長年連れ添ってきた猫の「ルバーブ」がいたために躊躇していました。 そこで彼女はルバーブを「盲導猫」にすべく訓練を開始することに・・・。 最初は首輪はおろかリードすら嫌がり訓練は難航。 しかし彼女は諦めることなく、根気良く優しい口調でルバーブに話しかけながら訓練を続けました。  一年がかりで訓練を続けた結果、ルバーブは家の中や近所を歩くとき、シュナイダーさんの先に立つようになった。 シュナイダーさんが庭にいるときに電話が鳴ると、ルバーブがやってきて洋服を引っ張り、電話の所まで連れていくことまで出来るようになったのです。 これはもう立派な「盲導猫」ではないでしょうか? 

こうして世界初の「盲導猫」ルバーブは誕生しました。(笑) ほら~!犬にできること位は猫にだって出来るのさ~! わんズの諸君!うかうかしてると盲導犬の立場を失うよ~!(笑) 近い将来、街に「盲導猫」の姿が珍しくなくなる日が来るかも?(笑)
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「栗太郎教授、車の運転に挑戦する」の図 「ア、アクセルに足がとどかない・・・。」
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by shintankun11 | 2005-10-01 11:00 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

猫が夢に出てくると~

先日、ぶいさんの夢の中に出てきた黒猫の話を聞きまして、陰陽師・安倍晴明の夢占いを思い出しました。 皆様にもご紹介したいと思います。

「夢に犬猫をひいて来ると見れば婚姻事が 又すべて笑い楽しむ事のある兆なり」
夢の内容によって多少の違いはあるでしょうけれど、基本的には吉兆(よいきざし)なのです。

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※秋の夜長~。 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、皆さんはどんな秋を満喫するのかな?
僕(栗太郎教授)は専ら睡眠の秋です(笑)←一年中寝とるやんけ(汗)
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by shintankun11 | 2005-09-18 13:28 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

「猫の本体(原型)」について~

ご無沙汰しておりました。 栗太郎教授です。
今回は「猫の本体」についてのお話です。 本当はミミクロっちさんのヴィヴィ君の写真を拝借したかったのですが、実現できませんので、写真抜きで勘弁してください。

このブログに度々出てくる書物「朧月猫乃草紙(おぼろづきねこのそうし)」4編上巻に
「虎に似て少しとあれば、今いふ きじ猫は猫の本体にて、ぶち、三毛、は変わり物なるべし。」と記しています。 平岩米吉著の「猫の歴史と奇話」には、「まさにその通りで、野生猫にぶちや三毛は決していないのである。」と。 また、「ただし、このきじ猫の中には、赤毛の縞、いわゆる虎猫(茶トラ猫)も含まれていると思われる。」と申しています。

天保13年(西暦1942年)に本邦で書かれた書物に、これほどまで猫について詳しく書かれた物があることに驚かされます。 

きじトラーズと茶トラタイガースの皆様~、今日から胸を張って歩いて下さいね。(笑)
何と言っても「猫の本質・本体・原型」なのですから。(笑)
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by shintankun11 | 2005-09-17 14:43 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

長寿猫の共通点

え~、今回は長寿猫のお話をしたいと思います。

長寿猫(20歳以上)には面白い共通点があります。

①三毛猫
②気性が荒い
③偏食(ペットフードではなく自然の物・加工食品ではない物)
④一頭もしくは少頭数飼育

以上の4点が長寿猫の共通点だそうです。 
しかし、飼い主さんにとっては、気性が荒くて偏食猫だと苦労が絶えませんよね~。(苦笑)
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              20歳以上で長寿猫か~、気が遠くなりそうです。(笑)
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by shintankun11 | 2005-09-10 17:37 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授