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日本猫の古記録

皆様こんにちは~栗太郎教授でございます。
今日は、日本猫の歴史を勉強したいと思います。歴史を通じて人間様とにゃんズとの関係を学んでいきましょう。

日本の歴史上、初めて文献に猫が現れたのは仁和元年(西暦885年)唐土(中国大陸)から渡来した黒猫を第59代宇多天皇(うだてんのう)が愛育し、その姿や習性を丹念に日記に記されたことに始まります。 (日本猫のルーツは中国説の一つ)

第66代一条天皇も猫を深く愛され、長保元年(西暦999年)9月19日、宮中で仔猫が生まれた時には、人と同じような儀式を行い、猫のお守り役に女官を任命した程である。 しかも猫は五位の位につけ、「命婦(みょうぶ)のおもと」という貴婦人のような名前までつけたそうです。 (まぁ、いつの時代も「親バカ」はいたんですね)

※宮中に飼われていた猫は、赤い首輪に白い札をつけ、紐につながれていたそうです。
(それだけ大事に飼われていたのです)
この話は「枕草子」や「小右記」に載っています。

当時は「唐猫」と呼ばれ、貴族の間で珍重されていたようです。庶民の間で猫を飼っていたかどうかは記録に残っていないので、よくわかりません。

今日はここまで。 次の講義をお楽しみに~。

by shintankun11 | 2005-08-21 11:03 | 猫の大学 (講師・栗太郎教授

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