栗太郎伝説 ~伝説の始まり~エピソード4 「猫おやぢの涙」

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子猫を保護した翌朝、出勤する前に、いつも愛犬バズときなこがお世話になっている動物病院へ子猫を診察してもらうことにしました。(あのクソ医者の見立てなんて当てにできないから)

動物病院の先生はちょっと「うじきつよし」似(笑)←知ってる?
子猫を拾った経緯と事情を説明して、お腹を怪我している子猫の治療を施してもらいました。
一度は怒りにまかせて「子猫飼育宣言」をしてしまったが・・・。

3時間に一回ずつ食事を与えるのは大変だし、ミルクをあげたら、すぐオシッコを促してあげなきゃいけない。それも2匹同時に~。(汗)

すっかり弱気になっていた猫おやぢに、うじきつよし先生は、こう言いました。

「今は大変だけど、一ヶ月もすれば歯が生え始めて、離乳食を食べられるようになりますよ。」
「離乳食が終わって、里親に引き渡すまで世話をしてみてはどうでしょうか?」
「里親探しは、当病院もお手伝い致しますから。」とダメ押しの一言。

先生に勇気付けられて、よし!頑張ろう!と発奮。
(が、しかし、この勇気付けは後にうじきつよし先生の策略だと発覚することに)

当時は、妻もフルタイムで働いていたので、昼間は僕が職場へ猫達と一緒に出勤して面倒をみることに決めました。

まだ目も見えてない子猫を見つめる猫おやぢ・・・。
「可愛いかも?」←猫が好きとか可愛いと素直に言えない状態でした。(笑)

お客さんの頭を刈っていても、子猫のことが気になる。
頭の中で子猫の鳴く声がこだましている(汗)
時計が気になる。←ミルクの時間かどうか。

なんとか無事に仕事と育児(育猫)を両立させて帰宅の途につく。

やはり哺乳瓶での給餌は妻の方が上手い。
母性本能ってやつなのかな~?なんてのんびり思いながら、眺めていたら・・・。

突然、怪我をしている子猫の様子が急変したようです。
前足と後ろ足をピンと伸ばして硬直し始めました。
時々体全体を痙攣させています。

あわてて妻と交代して、手の平でこすってみたり、心臓マッサージをしたり、人工呼吸を試みてみたり~~。

どのくらいの時間が経過したのでしょうか?
子猫の胸の動きと呼吸がスムーズになってきました。
「はぁ~よかった。息を吹きかえしたようだね。」と猫おやぢ。
妻もようやく安堵の表情を浮かべて一安心の様子です。

気がつくと、猫おやぢの全身から大量の冷や汗とアブラ汗が流れ出ていました。(苦笑)

今晩は、お互いの布団の間に、子猫の入ったダンボール箱を置いて寝ることに。
夜中に何かあっても、どちらかが気付くようにと思って・・・。

目覚まし時計を3時間後に鳴るようにセットして就寝。
泥沼に沈み込んでいくように寝る猫おやぢ。

夜中のミルクの時間では、二匹とも正常だったので、安心していたのですが。

妻に揺り動かされて目覚めてみると、お腹に怪我をしている子猫が・・・。
すでに冷たく、固くなっていました。

あまりのショックで口もきけませんでした。

うじきつよし先生も、「この子は難しいかも。」と仰ってましたが・・・。

とてもやりきれない思いで胸が一杯でした。

とても言葉では表せられない感情が渦巻いていました。

僕と妻は涙を止めることができませんでした。

今思い起こしてみても・・・。
大人になってから、あんなに大量の涙を流したのは初めてじゃないかな?

残酷な出会いと別れに打ちひしがれて涙する猫おやぢであった・・・。

   ~つづく~e0041329_11593855.jpg
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by shintankun11 | 2005-08-08 12:03 | 栗太郎~

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